無料で遊べるMeta Questのゲーム紹介

TETTRIS EFFECT CONNECTED

昔ながらのテトリスをMeta Questで遊ぶことができます。

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ルールがわかりやすそうなうえ、これも30分の無料トライアルがついていたのでダウンロードしてみました。

中身は普通のテトリス

VR版はどんなものかと思ったら、単に目の前に2次元のテトリスが表示される、普通のゲームでした。
ブロックが3次元になって無重力空間でパズルを完成させるとか、新しいルールや工夫もありません。

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まあテトリスは遊び方やバランスがすでに完成されたゲームなので、下手にいじる必要がないのかもしれません。
以前なにかでプレイした経験がある人なら、Meta Questでも説明なしで始められると思います。

CGの演出が豪華

強いていえば、「エフェクト」とタイトルについているとおり、視覚効果がにぎやかです。

ステージごとに特徴のある映像が見られて、一気に4ライン消すとCGや音楽がさらに盛り上がっていきます。
ブロックを回転させたり落下させると、その都度いろんなバリエーションの効果音が鳴ります。

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気分的には楽しいですが、時間内攻略やハイスコアを狙うといった目的においては、余計な演出といえなくもないです。
特に積み上げたブロックがときどき3次元的に回転したりするエフェクトは、画面が見にくくなって目ざわりです。

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タイムトライアルなど

エフェクトモードでは、世界中のプレーヤーの状況が反映されるそうです。

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地球のうえにユーザー名とレベルを表した魚が泳いでて、自分もほかの人の画面にこうして登場しているのかもしれません。

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4つのステージを選べて、「ウルトラ」は3分の制限時間でハイスコアを競うルールになっています。

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「スプリント」は宇宙ステーションのCGを背景に、40ラインを消すまでのタイムを測るモードです。

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GB版テトリスの思い出

35年前にゲームボーイではじめて見たテトリスの、白黒・低解像度の画面が懐かしいです。

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かつてのソ連製ゲームで、エキゾチックなBGMとタイトル画面に子どもながらワクワクしました。
クリアすると地味ながら、ロケットやスペースシャトルが発射されるボーナス画面も見られました。

新しいエンターテイメント

現代最新のエフェクト版テトリスは、テトリス本来のゲーム要素に加え、VJ的な3次元ビジュアルエフェクトを楽しむエンターテイメントになっているようです。

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テトリス本来のシンプルなゲーム性を土台として、別種の爽快感やノリの良さを加えたのが「エフェクト・コネクテッド」といえます。
伝統芸能やクラシック音楽のように、限られた素材やルールのなかでの工夫を楽しむ感じなのかもしれません。

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よくテトリスやほかのスポーツで調子が出てくると「ゾーンに入る」と言ったりしますが、操作に連動する効果音やBGMがその傾向を後押しているようにも感じます。

JOURNEY MODEの最初のステージ「ザ・ディープ」でスコアを伸ばすと、パーティクルで表現されたクジラやマンタが出てきて「おおーっ!」と感激します。

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ほかにもイワシの大群みたいな魚がやって来たりして、飽きさせない映像になっています。

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ブロックの落下スピードが上がってくると、景色を見ている余裕はなくなると思いますが、スリリングなテトリスの合間に癒しをもたらしてくれる、すてきな演出です。

次のエジプトっぽいステージでもワイヤフレームの線画が中心でした。
背景CGはプレイを妨げないよう簡素になっていますが、抑制された表現にセンスのよさを感じます。

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Effect Modes宇宙ステーションを見ると、Meta Quest版のテトリスも「ロシア、宇宙」といったオリジナルの要素を引き継いでいるように見えます。

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無料で遊べるアプリといえば、メタバース系の『クラスター』や『VR Chat』も挙げられます。

『クラスター』は国内企業が開発しているので、アバターやワールドの表現が日本人向きで感情移入しやすいです。

とりあえず自分の分身は、表示負荷の少なそうなデフォルトのロボット型を選びました。

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CGがシンプルすぎる

アプリを始めて最初に案内されるホーム空間が、あまりに殺風景な家なので拍子抜けします。

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簡単な影やアンビエントオクルージョンも加えられていない、のっぺりしたインテリアは、あくまで処理速度を優先した結果なのかもしれません。
メタバースアプリとしては正しい選択だと思いますが、ほかのVRゲームに比べると、どうしてもCGの質の低さが目立ってしまいます。

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CLUSTER LOBBYの様子

とりあえずCLUSTER LOBBYというワールドに行ってみると、連休だったせいか、それなりに人がいて賑わっていました。

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密集しているアバターに近寄ると、おじさんの話声が聞こえてきます。
自分のマイクはオフにしていますが、人の会話は盗み聞きできるようです。

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クラスター・ロビーではイベントの案内や、ユーザーがつくった新作ワールドの紹介コーナーがあります。

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無料のSDKで作れる

以前、仕事の関連で『クラスター』のワールド(諸事情により非公開ですが…)をつくってみたことがあります。

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UnityにクラスターのCreator Kitを入れれば、わりと簡単にエクスポートできます。
BlenderのようなCGソフトで下ごしらえすれば、すべて無料で完結できるのがすばらしいです。

アバターやエフェクトをつくって、収益化できる機会もあります。

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中高生くらいの年齢だったら、『クラスター』のワールドづくりに熱中できたかもしれません。
自作を公式サイトで取り上げてもらえるチャンスがあると思えば、モチベーションが上がったと思います。

ソロプレイは飽きる

とはいえクリエイターとしてではなく、単なる傍観者として『クラスター』を歩いていると空しさを感じます。

他人のワールドは一種の盆栽のようなもので、見ごたえがあってもやることがないので、すぐ飽きてしまいます。

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「ほかのユーザーと交流したい」ソーシャル意識が希薄だと、こうしたアプリは向いていないようです。
過去に流行ったメタバースの『セカンドライフ』も、自分は長続きしませんでした。

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一方で『バトルフィールド』のように無差別に殺しあうFPSならのめり込めるので、対人プレイが絶対ダメというわけではありません。
高度なコミュニケーションが要求されるメタバースアプリは、VRへの適性といったスキル以前に、一定の協調性や他人への好奇心が要求されるのだと思います。

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VR Chat

同じく無料の『VR Chat』もインストールしてみましたが、様子見だけで終わってしまいました。

『VR Chat』は『クラスター』よりアバター表現の自由が高いと思います。
最初から用意されているデフォルトのアバターで、いろんなバリエーションを選ぶことができました。

しかし久々にアプリを起動したらPermissions Errorが出て先に進めなくなっていました。
アプリの明示的な再インストールが必要そうなので、面倒くさくなってあきらめました。

VR Chat

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