ワークマンの作業靴「建さんII」が気に入ったので、高級版の「親方 寅さん」も買ってみました。
寅さんは建さんより価格が2倍以上しますが、細部のつくりはいろいろ改良されています。
特にソールの耐久性が著しく向上していて、4年経ってもまだ履けています。
手軽に試せるベアフットシューズとして、寅さんもコスパの高い名品といえます。
建さんとは
「建さんII」(以下「建さん」)は1,000円を切る低価格ながら、グリップ性が高く機能性にすぐれたシューズです。
比較的ソールが薄くて屈曲性が高く、ベアフットシューズとしても使えます。
つま先とかかとのドロップも低く抑えられていて、フラットな感覚でナチュラルに歩けます。
余計な飾りや機能がないぶん、重量も軽めです。
デザインもシンプルで嫌味がなく、街歩きや登山にも使えて汎用性の高いシューズです。
寅さんと建さんの違い
建さんには通気性のよいメッシュ素材など、仕様の違う類似品がいくつかあります。
そのうち価格がひとまわり高く、各種性能もアップした上位製品が今回ご紹介する「親方 寅さん」(以下「寅さん」)です。
見た目は建さんとよく似ていますが、つま先の保護や履き口のゴムなど、パーツがいくつか変更されています。
建さんと比べた寅さんの特徴を以下にまとめてみました。
価格差2.5倍
ワークマンにおける建さんの販売価格は、2020年の時点で税込680円でした。
インフレ・円安の影響か、最近は693円と微妙に値上げされています。
寅さんは2020年の購入時点で1,609円でした。
こちらも若干値上がりして、現在は1,780円になっています。
建さんに比べて、寅さんは2.5倍以上高いという計算です。
とはいえ、ABCマートのセール品やユニクロ・無印良品のスニーカーでも、1,000円台の製品はさすがに見たことがありません。
ワークマンでは高価格帯の寅さんも、有名ブランドのシューズに比べれば十分経済的といえます。
ソールが長持ちする
寅さん最大の特徴は、ソールの耐久性が建さんより格段に高いという点です。
長年履き比べてみて実感したメリットで、価格差の大半はソールの改良につぎ込まれていそうな気がします。
横から見て比べても、ソールの厚みが全然違うことがわかります。
以前買った建さんは、約半年でソールのかかとが削れて黒い下地が見えてきました。
寅さんのほうは4年履いても、まだかろうじて原形をとどめています。
寅さんのソールは建さんより厚みがあり、グリップの溝も深くなっています。
どちらも似たようなオレンジ色のゴム素材ですが、もしかすると寅さんのほうは摩耗に強いコンパウンドが使われているのかもしれません。
グリップ力も強い
寅さんソールのトレッドパターンは建さんと似ていますが、細かい部分に改良がみられます。
まず横方向に彫られた大きな溝の上に、細かい凹凸が表現されています。
建さんは波型パターンのところどころに切り欠きがあるだけの、大雑把な加工でした。
この二重の溝加工によって寅さんは360度、あらゆる方向への滑りにくさが実現されています。
また寅さんのソールはつま先部分に、他とは違うひし形の細かいパターンが刻まれています。
岩や階段につま先だけ乗せた不安定な状態でも、建さんより安定感が増したように感じます。
寅さんは建さんより靴底が厚いなっていますが、ベアフットらしいソールの屈曲性は健在です。
蛇腹のように刻まれた凹凸が深いため柔軟性が高く、建さん同様180度ひっくり返して折りたたむこともできます。
グリップの溝が深い分、滑りにくさも向上していて、耐久性・機能性どちらも大幅に改良されています。
重量は増える
寅さんはソールが厚くなった分、建さんより重くなっていました。
27センチのサイズで、寅さんは片足実測246~260グラムです。
建さんは同じサイズで以前重さを測ったところ、234~238グラムでした。
左右でかなりの誤差というか個体差もありそうですが、建さんよりはトータル20~50グラムほど重くなります。
安定感・耐久性の性能アップと引き換えに、重さは多少犠牲になっています。
フィット感も改善
建さんは履き口のゴムが中央に1つだけですが、寅さんはサイドに2つ付いています。
そのため歩行時の安定感・安心感は、建さんよりいくらか向上しているように感じます。
ゴム仕様の変更にともない、寅さんの履き口は建さんより広めにつくられています。
そのせいか、同じ27センチのサイズ同士でも、寅さんのほうがフィット感はゆるめに感じました。
自転車に乗る際、ペダルの凹凸が足裏に食い込む感覚も気になったので、寅さんには中敷きを入れて履いています。
こちらは以前スポーツデポで買った、Finoaの安いインソールです。
インソールを敷くとベアフットのはだし感覚は損なわれますが、クッション性は向上します。
ソールの屈曲性はそれほど変わらず、個人的にはこのくらいがちょうどいいと感じました。
私は膝を痛めてから、本格的なベアフットよりも若干ソールの厚いシューズのほうが安心感を覚えるようになりました。
建さん・寅さんは最初から中敷きが付いていないので、任意のインソールを組み合わせるカスタムベースとしても使えます。
ファッション性が高い
ミニマムなデザインの建さんに対して、寅さんの外観は愛嬌があります。
外からは見えませんが、シューズの内側が白黒のタータンチェックになっているのも建さんとの違いです。
まわりの人に感想を聞いてみると、寅さんは意外と女性受けがいいとわかりました。
見た目は作業靴というよりも、普通のスリッポンシューズに近いです。
特に寅さんはヴァンズのクラシックスリッポン、オールブラックのモデルとそっくりです。
つま先のゴムで補強された部分は、コンバースのオールスターとも似ています。
シューズの先端がガードされていることで、山に登る際、岩にぶつけても足を痛めにくいという安心感があります。
オレンジ色のソールがわずかに見えているところは、アディダスのガムソールを連想させます。
レトロな天然ゴムのような見た目で、考えようによってはおしゃれともいえます。
誰もが知っている定番スニーカーの要素を組み合わせた、普遍的なデザインが寅さんの魅力です。
スパルタンな建さんと比べて、ジーンズやチノパンなどカジュアルなファッションに合わせやすくなったと感じています。
黄色いタグがない
建さんIIは履き口の外側に付いている黄色いタグが邪魔でした。
GORE-TEXやVibramと見せかけて、よく見ると日本語で「建さん®」と書かれています。
知っている人が見れば、ワークマンの格安シューズとばれてしまいます。
なぜ安物なのに、わざわざ製品名をアピールしているのか謎の仕様です。
このタグはハサミで切ることもできますが、シューズの縁に縫い込まれているため、どうしても黄色い跡が残ってしまいます。
寅さんには余計なタグがなく、悪目立ちする心配がありません。
建さんより匿名性が高く「ワークマンとばれにくい」のも寅さんの利点です。
ワークマンの近所を歩いていても、寅さんは人とかぶりにくい気がします。
建さんはたまに履いている人を見かけますが、寅さんユーザーにはここ4年でまだ出会ったことがありません。
長期使用の感想
寅さんを長年履いてみて、建さんではわからなかった特徴がわかってきました。
アッパー素材は頑丈
寅さんのアッパー素材は、建さんと同じコットンツイルのようです。
帆布やキャンバスと似た厚手の綿素材ですが、織り方の違いでコンバースのオールスターよりも丈夫そうに見えます。
寅さんのしっかりした布地は、メッシュ素材より通気性に劣ります。
しかしコットンが吸湿するのか、長く履いても靴のなかは蒸れません。
また布製でも摩耗に強く、登山でハードに使っても破れたり傷つくことはありません。
数年履いて試した耐久性は、建さんと同レベルに感じます。
一般的なメッシュ地のスニーカーだと、1年くらいでアッパーが破れたり生地が薄くなって靴下が透けて見えることがあります。
ソールはまだ使えても、アッパーが破れて寿命を迎えるのは残念です。
建さんはアッパーが丈夫なのに、ソールが擦り減りやすくて早めにダメになるのが難点でした。
寅さんはソールの耐久性も改善され、建さんの欠点が克服されています。
ソールもアッパーも、普通のスニーカーよりだいぶ長持ちしています。
布地の汚れが目立つ
綿素材の特性によるのか、2年くらい経つとアッパーが全体的に色あせてきました。
建さんより長く使っているので、経年変化の影響が顕著に出てきたように思われます。
近所のドブ掃除で使ったら、靴にヘドロがしみ込んで取れなくなりました。
ウェットティッシュで拭いた程度では、落ちないがんこな汚れです。
石鹸をつけてブラシでこすれば回復するかもしれませんが、安物シューズをわざわざ洗うのは面倒です。
黒色なので汚れは目立ちにくいほうだと思いますが、さすがにここまで劣化すると街履きでは気になります。
見た目が気にならない近所の散歩や、農作業、山歩きでしか履かなくなってしまいました。
防水性はない
寅さん・建さんは布製なので、雨の日は水がしみ込んでシューズの中まで濡れてきます。
表面がコットン素材のためか、撥水性もほとんどありません。
アッパーが柔らかく通気性もよい代わりに、水がしみ込みやすいのは弱点といえます。
対策として、アメダスなどの防水スプレーなどかければ、浸水を若干防げるかもしれません。
ついでに汚れが付きにくくなる効果も期待できます。
しかし靴用の防水スプレーはそこそこ値段が高いので、安価な作業靴で消費するのはもったいない気もします。
雨の日は履かない、あるいは濡れても気にしない。
洗っても取れないくらいアッパーが汚れたら、潔く捨てて買い替える。
そのくらいの割り切った使い方が、ワークマンの作業靴には合っているかもしれません。
ほどよいソールの薄さ
ワークマンの作業靴はソールの柔らかさが特徴ですが、本格的なベアフットシューズに比べて、靴底はそこまで薄くありません。
寅さんと並行して、ゼロシューズのプリオという製品も同時期に履いていました。
こちらはインソールを除いたソールの厚みが、たったの4.5ミリしかありません。
究極的なゼロシューズに比べれば、寅さんもまだ厚底といえます。ただゼロシューズはソールが薄い分、地面の凹凸や着地の際の衝撃にかなり気を使います。
たまに履くぶんには楽しいですし、足裏へ刺激を与えたり、歩き方のトレーニングにもなります。
しかし長時間履いていると、寅さんくらいクッション性のあるソールのほうが、膝の負担は少ないと気づきました。
変形性膝関節症を抱える自分にとっては、プリオより寅さんのほうが快適に感じます。
また路面の状態や異物にそこまで敏感にならずにすむため、スピードを上げて歩けます。
通勤・旅行などで時間を節約したい場合は、反発力のある厚底シューズのほうが有利です。
寅さんはソールが厚いといっても、屈曲性はゼロシューズと同等以上に確保されています。
信号の待ち時間などに、かかとを上げてふくらはぎを鍛えることもできます。
前足部と後足部の高低差も少ないので、はだしに近い感覚で歩けます。
静音シューズという特性
寅さんはソールがフラットで屈曲性が高いおかげか、アスファルトの路面を歩いていても、ほとんど足音がしません。
まさにスニーカーの語源である”sneak”(コソコソする)に向いた静音シューズといえます。
「歩く際に音がしない靴」というものにどれだけニーズがあるかわかりませんが、余計なノイズを立てないのは禅的で美しい所作ともいえます。
自転車のホイールを空転させたときに、チリチリなるラチェット音が苦手な方には、ワークマンの作業靴が合っているかもしれません。
また仕事柄、音を立てずに行動したいスパイや盗人みたいなかたにも向いていると思います。
登山で活躍
ワークマンの作業靴は現場作業用につくられているだけあって、見た目以上に頑丈です。
建さんを履いてよく山に登っていしたが、寅さんはオフロードでの安定性がさらに向上しています。
建さんよりも山向き
トレッキングシューズと同様につま先がゴムで保護されているため、固い岩にぶつけても足の指を痛める心配がありません。
また建さんよりグリップ力が強化されているので、濡れた岩場や砂地、落ち葉の積もった斜面でも滑りにくいと感じます。
荷物は少なめ、日帰りのスピードハイクという条件では、ローカットのトレッキングシューズよりも寅さんのほうが快適に歩けます。
シューズが軽いので、特に登りの足上げが楽です。
靴ひもなしでもすっぽ抜けるようなことはなく、下りも路面を的確にとらえて、安心して歩けます。
寅さんのソールは岩や木の根など、路面の凹凸に応じて変形します。
固い岩場やふかふかの落ち葉など、路面の状態をダイレクトに感じられるので、登山が楽しくなるシューズです。
地下足袋よりも寅さん
ワークマンで登山といえば、地下足袋もひそかなブームになっています。
しかし地下足袋は、靴下も足袋型か5本指ソックスでないと履けない難点があります。
また一般的には見慣れない外観なので、街中では目立ちすぎます。
山で地下足袋を履いた登山者に会うと、ギョッとすることがあります。
地下足袋ほど異様な見た目ではなく、電車にも普通に乗れるという意味では、寅さんくらいの作業靴が使い回しやすいと思います。
寅さんの製造元
寅さんは建さんと違って、ソールの中央部に”FUKUYAMA MADE IN CHINA”と刻印されています。
普段は見えない靴裏に、名前と製造国をわざわざ載せているということは、製品のクオリティーに対する自信の表れと受け取れます。
福山ゴム工業とは
FUKUYAMAという名前を調べてみたところ、福山ゴム工業株式会社の製品であることがわかりました。
福山ゴム工業は広島県福山市を拠点とする企業で、長靴や作業靴のほか、建設機械のタイヤなどを製造しています。
1947年に早川ゴムから分離独立した社歴の古い会社で、ゴム製品や接着技術に強みがあるようです。
会社のウェブサイトによると「親方 寅さん」は1992年に発売され、600万足以上売れているそうです。
ワークマンでは見たことのない姉妹品も紹介されていて、クッション性の高い「寅さん#31」や、カラバリ豊富な「ラスティングブル」などが販売されています。
いすれも寅さんと同じ2,000円台と格安ながら、本格的なバルカナイズド製法でつくられているそうです。
スピングルとの共通点
国産高級スニーカーの代名詞、スピングルといえばソールの外観が特徴的です。
シューズの側面まで巻き上がって存在感をアピールしているソールは、バルカナイズド製法で圧着されています。
バルカナイズドとは、靴の本体とゴム底を加圧・加熱しながら接着して強度を高める方法です。
接着に手間はかかりますが、ソールがはがれにくく型崩れしにくいというメリットが生まれます。
寅さんの履き心地のよさは、この製法が理由だったのかもしれません。
一足だけ持っているスピングルのビジネスモデル、ゴアテックス入りの革製Biz-601も快適なシューズです。
ただしアッパーが柔らかい綿帆布でソールの溝が深いぶん、柔軟性と屈曲性は寅さんのほうが上です。
ソールが分離しにくい
普通のスニーカーは数年履いているとつま先からソールがはがれてくる場合があります。
寅さんはバルカナイズド製法のおかげで接着力が強いのか、ソールが傷んでも本体との分離はまだ生じていません。
この価格帯のシューズとしては、驚異的な耐久性だと思います。
スピングルより地味でよい
福山ゴムの寅さんやラスティングブルは、ソールの見た目がスピングルムーヴの定番スニーカーとよく似ています。
個人的にスピングルのソール(ビジネスモデル以外)は外に張り出しすぎで、主張が強すぎると感じています。
ブランド品であることをアピールしたい場合は別として、目立ちたくない人には向いていません。
その点、寅さんやラスティングブルは同じバルカナイズド製法でも、表から見えるソールの巻き上げが控えめです。
ぱっと見は高級品に見えないので、盗難に遭うリスクも減らせます。
値段は10分の1
スピングルの定番SP-110はカンガルーレザーで定価22,000円。
これに対して福山ゴムのラスティングブルは2,490円です。
10倍近い値段の差ですが、スピングルは日本製、福山ゴムは中国製という違いがあります。
バルカナイズド製法は同じでも、見えない部分やクオリティーには価格相応の差があるのかもしれません。
帆布と本革という素材の違いもあります。
とはいえ手持ちの寅さんとBiz-601を比べたかぎり、履いた際の柔らかさは寅さんが勝ります。
中国製でも十分高品質と思われるので、ブランドや素材にこだわらない人なら、福山ゴムでも満足できると思います。
むしろ有名なスピングルより福山ゴムを選んだほうが、「外し」っぽく見えるうえ、経済的にも堅実そうです。
さらにメーカーの違いや製法の共通点など、うんちくも語れて話のネタになりそうです。
広島の福山と府中
スピングルムーヴを販売する株式会社スピングルカンパニーは、広島県府中市に工場があります。
福山ゴム工業の拠点である福山市と、スピングルのある府中市は隣接しています。
広島県の東側にある福山と府中は、昔から繊維業や金属加工など、ものづくりが盛んだったエリアのようです。
福山ゴムの母体である早川ゴム株式会社は1919年の創業で、今も福山市に本社を構えています。
こちらは昨年、福山駅の新幹線ホームから撮影した福山城です。
以前、乗り換えの際に駅から出て、福山城を探検したこともあります。
駅前に天守閣付きの大規模な城跡があるという、観光に便利な街です。
福山・府中はマニファクチュアツーリズムが盛んらしいので、いずれまた訪れてみたいと思います。
結局のところスピングルと福山ゴムに何らかのつながりがあるのか、調べてもわかりませんでした。
ただ福山・府中で育ったゴム産業のノウハウが、両社の技術に受け継がれているのは間違いないと思われます。
まとめ
寅さんは建さんよりソールの耐久性が大幅に改善され、さすが「親方」と呼べるクオリティーでした。
600円台で買える建さんのコスパはすさまじいものの、細かな改良と履き心地のよさを考えれば、寅さんの価格差も納得できます。
ワークマンの作業靴はアッパー素材が丈夫な反面、靴底から擦り減って壊れてきます。
建さんの弱点だったソールの寿命が克服され、お値段以上に長持ちするという点では、建さんより寅さんのほうがお得かもしれません。
とはいえ4年も使っているアッパーが色あせてくるので、安価な建さんをローテーションして履き潰すのもありかと思います。
建さんなら、寅さん1足分のお金で2足買えて、さらにお釣りも出てきます。
最安より少し上が合理的
住宅設備メーカーの人から聞いた話なのですが、最安価格帯の製品は「値段だけ見て選ぶ」消費者をターゲットに、とことんコストを切り詰めてつくられているそうです。
自分の経験上、製品ラインナップのうち最安より少し上のものを買うと、使い勝手がよく長持ちして、総合的な満足度が上がる気がします。
万年筆のプレピーや、クオーツ時計のチープカシオといった例外もありますが、工具や自転車パーツにはこの法則が当てはまるように思います。
建さんはまさに低価格志向のユーザーを対象に企画された最安シューズです。
驚異的な価格を実現するため、意図的に品質を落としたような設計意図を感じられます。
半年程度でソールが駄目になる「使い捨て同然」の建さんに比べれば、ロウアーミドルの寅さんこそ真に合理的なシューズかもしれません。
寅さんは価格と品質のバランスを評価できる、賢い消費者にこそ選んでいただきたい商品です。