ニトリのパーシーGYという、2Way仕様のソファベッドを購入しました。

ひとり用ソファとしてはゆとりのあるサイズ感で、体を伸ばしてくつろげます。
展開したときの長さは188cm、幅も85cmあり、簡易ベッドとしては十分な大きさです。
体型や用途に合わせて複数のクッションを組み合わせたり、継ぎ脚で座面の高さを上げたりすれば、さらに快適に使えます。

税込29,990円(2025年4月現在)という廉価製品ながら、クッションも硬めで意外と高級感があります。
「食事も休息も睡眠も、ソファ1台でいろいろ済ませたい」というミニマリストにおすすめの商品です。
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座面が広いソファ
パーシーは前後に伸ばすタイプのソファベッドで、ひじ掛けがありません。
シンプルな形状で見た目がすっきりしていて、横からも出入りしやすいというメリットがあります。

ソファとしては1.5人用
ひじ掛けがないパーシーは「ソファ全体の幅=シートの幅」となり、85cmの広さをフル活用できます。
「1.5人掛けのソファ」というくらいのサイズ感が、意外と便利でした。
ひとりで座るには十分な広さで、体の横に本やスマホを置くこともできます。
クッションが硬めで安定しているので、お盆に乗せればコーヒーやおやつを置くことも可能です。
ソファから立ち上がるときは、ひじ掛けの代わりに座面に手をついて体を起こすこともできます。

幅85cmのソファは、詰めれば二人で座ることも可能です。
体が密着するので、家族や男同士だと嫌がられるかもしれません。
しかしカップルや夫婦なら距離が近くなって、かえって円満にすごせそうです。
- 普段は1.5人がけの広々ソファ
- 来客時は予備のベッドになる
- 必要になれば2人でも座れる
といったイレギュラーな用途に対応できるのが、パーシーの利点です。
大きすぎず小さすぎず、中途半端なサイズ感が、賃貸マンションの狭いリビングでは、わりと役に立ちます。
座面の奥行きが広い
パーシーの座面は奥行きが実測で60cmほどあります。
一人用のコンパクトなソファに比べると、シートの幅だけでなく前後の奥行きもゆったりした設計です。
実際に腰かけると座面が深く、背もたれが遠く感じられます。
腰を伸ばし、だらけたスタイルで座れるので、リラックス感は抜群です。

ダイニングチェアのように姿勢よく座りたい場合は、クッションを1つか2つ追加して背中に挟めば、奥行きを調整できます。
クッションに背を当ててソファの前のほうに腰かければ、テーブルを合わせて食事をとることも可能です。
楽にあぐらを組める
ひじ掛けのないフラットな形状で、座面の奥行きも深いため、ソファの上であぐらをかくこともできます。
私は体がかたいほうですが、パーシーなら難なく脚を組めました。

本を読むときや、姿勢を変えて体のこりをほぐしたいときは、よくソファであぐらをかいて座っています。
組んだ脚の上にクッションを置くと、本を支えるのにちょうどよい高さになります。
お尻にクッションを敷けば、ソファで座禅を組むことも可能です。
畳と座布団に比べてシートが柔らかく不安定とはいえ、リビングで気軽に脚を組んで瞑想できるのは便利です。
ベッドは適正サイズ
パーシーは背もたれを倒して引き出すだけで、簡単にベッド化できます。
幅は少々狭めですが、慣れれば大人ひとりで寝るのにちょうどいいサイズ感です。

ソファ/ベッドの組立方法
パーシーの組立方法は簡単で、座面上部と背もたれのクッションカバーを裏からジッパーで連結するだけです。
一度済ませておけば、あとは背クッションを引き出しパタパタと展開するだけで、ワンタッチでベッドに変形できます。

ジッパー結合部の断面が斜めにカットされているため、ソファ利用時に座面と背が隙間なくちょうどいい角度で接するようになっています。
斜めの面と隙間はベッド展開時に床側にくるため、寝ていても違和感がありません。

このあたりの収まりは、ソファベッドとしてよく考えられていると思います。
ベッドの幅は85cm
パーシーの幅は85cmなので、一般的なシングルサイズの布団(幅100cm)よりもだいぶ狭く感じます。
家が広く寝室もあるのなら、普通のベッドを入れるか、布団を敷いた方が快適に寝られると思います。

しかし非常用・ゲスト用の簡易ベッドとして、85cmの幅は十分な広さです。
たとえばコールマンの折りたたみ式コットなら、コンパクトタイプで幅68cm、通常サイズで幅87cmです。
アウトドア向けのキャンプ用品として軽量化・可搬性が重視された簡易ベッドなので、「人が寝るにはこのくらいで十分」という最低限の寸法になっています。
自分も以前よく車中泊をしていたときは、1BOXカーの荷台にキャンプ用コットを入れていました。
寝返りを打つとき多少きゅうくつに感じられますが、慣れれば問題なく寝られます。
普段からこうした狭いベッドで寝るように訓練しておけば、災害時の避難所生活でも、不便に感じることなく暮らせるかもしれません。
ベッドの長さは188cm
パーシーをベッド利用したときの長さについては、「背もたれの厚みを除き、長さは約188cm」とニトリの公式サイトで説明されています。
身長174cm程度の男性が寝てみても、特に頭が背もたれに当たったり、足がはみ出るといった不都合は感じませんでした。
やや狭めのベッド幅に比べて、長さは十分に確保されています。

身長180cmを超えるような背の高い人だと、少々きゅうくつに感じられるかもしれません。
逆に身長160cm以下の平均的な女性なら、違和感なく使えると思います。
マットの厚さは14~16cm
ベッドとして使う際、マットレスになるクッションの厚みは14~16cmあります。
座面下側はバネが入っていて硬いため厚さ14cm。
座面上側と背もたれはウレタンのみのため、荷重をかけた際の沈み込みを計算してか16cmと、2cm厚めに設計されています。

一般的なコイル入りマットレスは厚さが20~30cmあるので、それに比べると薄めのコンパクト仕様です。
ゲスト用としてはこれでも十分な厚みだと思いますが、気になるならソファの上に、布団用の敷きパッドやベッドマットを追加すればよいと思います。
クッションは硬め
パーシーの売りのひとつはクッションの硬さです。
公式サイトでもその点が強調されていて、座面の底部はSバネとウェービングベルトになっているそうです。
ソファの内部構造
座面の上側と背もたれ部分のクッションにはジッパーがあり、これを開けると不織布に包まれた水色のウレタンが見えます。
写真で黄色っぽくまだらに見えている部分は、ウレタンにカバーを接着するための糊です。

水色のウレタンはかなり硬めで、見たところこれ一種類でもたせているようです。
用途に合わせて硬さの異なるウレタンを使い分けるとか、そういう工夫はありません。

座面の下側と、背もたれを支えるパーツは、ほかと違って分解できない仕組みになっています。
公式ウェブサイトでも、中身の写真は公開されていません。
手で触った感じでは、脚につながる底部から背面にかけては木製の構造体になっています。
木枠の上にSバネとウェービングベルトを張っていると思うのですが、両者を重ねて使っているのか、座と背で使い分けているのかは不明です。

座面の下側は上側よりリジッドな感触で、品質表示の説明書にもクッション材の部分に「鋼製ばね」と記載されています。
全体的にウレタンも硬めのものが使われているのですが、座面底部はバネのおかげでさらに硬く仕上がっています。

ベッドとして適度な硬さ
コイルスプリングやポケットコイルに及ばないものの、パーシーにはちゃんとしたソファ向けの構造材が使われています。
少なくとも、クッション材としてウレタンしか入っていない格安ソファよりは、しっかりした座り心地で快適に使えます。

この製品はベッドとして使う際の快適さも考慮して、クッションの硬さを設計したのでしょう。
マットレスがふにゃふにゃだと寝返りを打ちにくく、背中や腰を痛めがちです。
シートの上部はウレタンのみにすることで、ソファとして利用する場合は若干柔らかくなるよう工夫されています。
座面が二重でボリュームのある見た目ながら、適材適所でクッションの硬さをコントロールしています。

健康に良さそう
個人的には板座のチェアや座面の硬いソファが好みなので、パーシーはぴったりでした。
体が沈み込みすぎないので、長く座っても疲れにくいというメリットがあります。
なぜ柔らかいクッションより硬いクッションのほうが疲れにくいかというと、ひんぱんに姿勢を変えたり、多様なポジションで座れるからでないかと思います。
人間、同じ姿勢でずっといると、血流が滞ったり関節が固まったりして不快になってきます。
座面が硬ければ、寝返りを打つように姿勢を変えるのも楽ですし、横向き/斜めに座ったり、体重のかけかたを変えることができます。

また椅子が硬いとお尻が痛くなるので、体圧を分散させるように自然と体が動く傾向があります。
「座面が硬くて、座りにくい椅子」というのはデメリットのように見えて、実は健康上ポジティブな効果があるのかもしれません。
近年は「座りすぎると寿命が縮む」と警告されています。
柔らかすぎるソファで長時間過ごしてしまう癖のある人には、ほどよいくつろぎ感と弾力性を得られるパーシーのようなソファがおすすめです。
意外と高級感あり
パーシーは3万を切る低価格帯ながら、硬めの安定した座り心地は高級ソファに劣りません。
高いソファほど硬い説
今までいろんなソファを試してきて、「高級品ほど座面が硬い」傾向があるように思います。
安いソファの底付きするようなクッションの柔らかさに比べて、バネやコイルの入った高級ソファでは心地のよい弾力性を感じられます。

和菓子・洋菓子の世界でも、老舗の高級店ほど薄味で、あっさりと品のよいお菓子が多いです。
駄菓子のように過度な砂糖や調味料に頼らないことで、素材そのものの良さを引き立てているのかもしれません。
これと同じで家具の世界でも、高級品ほど甘すぎない(柔らかすぎない)クッションや構造になっていて、長く使っても疲れにくい仕組みになっているのではないでしょうか。
パーシーはニトリ製品ながら、安っぽさを感じさせない弾力性をそなえています。
目をつぶって座れば、10万円の高級ソファと変わらない感触を味わえると思います。
シンプルで使いやすい
パーシーは余計な装飾がついていないシンプルな形状なので、どんなインテリアにも合わせやすい利点があります。
高価な北欧家具やモダニズムの名作家具でそろえた部屋にも、案外なじむ気がします。
ニトリというよりもイケアや無印良品の家具に近い、ミニマムで匿名的、質実剛健なデザインといえます。

ポケットコイルといった過剰・複雑な機構をもたず、必要最低限の性能でリーズナブルな価格を実現しているところが「潔い」と感じます。
ポリエステル生地の質感が安っぽいのは否めませんが、もしウールや本革で覆われていたら価格は2~3倍に跳ね上がるでしょう。
品質は高くても安価なニトリ製品なので、気兼ねすることなく普段使いできるのがメリットです。
多少汚れても心理的なダメージは少なく、お子さんがいる家庭にも合っていると思います。
メンテナンス性を上げて生地を長持ちさせるなら、後述のようにカバーで覆ったり、シーツやブランケットをかぶせて使うのもおすすめです。
保証は5年間
パーシーの保証期間が5年間もあるのは、品質に対する自信の表れかもしれません。

購入してから4年間、ほぼ毎日使っていますが、クッションが不自然にへこんだり、バネが壊れれるといった不具合は出ていません。
金属のきしむような音がすることもなく、ソファベッドながらソファ単体としても性能は高いように思われます。
生地は多少こすれて劣化しているものの、最近はカバーをかけて使っているのでダメージも少ないです。
ニトリ製品は安くても、全体的に耐久性はかなり高いイメージがあります。

クッションが付属
パーシーは深すぎる座面の奥行きを補うためか、細長いクッションが最初から付いてきます。

これを背の下に当てることによって、座ったときに「腰が浮く」ような違和感を解消する目的と思われます。
また長めの形状は、ベッドに変形した際、枕として使ってもらうことをイメージしたのかもしれません。

しかし座面の高級感ある硬さに比べて、付属のクッションはふにゃふにゃのいただけない代物です。
「ないよりはまし」という程度のおまけで、枕としてもよほど低めのタイプが好きな人でなければ、体に合わないと思います。

カバーの一部は洗える
ちなみにこのクッション、カバーが外せて手洗いできます。

ソファ本体の生地も同じ生地なので、ジッパーを開けて中身を取り出せば、背中と座面上部のカバーは洗えるのかもしれません。

カバーの着脱に手間はかかりますが、ちょうど肌の触れる部分だけ布地を洗えるようになているのは親切な設計です。
木枠・バネのある座面下部と背もたれ裏のパーツは洗えませんが、ここは普段触らないので、汚れる頻度も少ないと思います。

別売りクッションを推奨
結局パーシーの付属クッションは使いにくいので、普段は外して押入れに収納しています。
代わりに置いているのは同じニトリのポリエステル製クッションで、こちらの方が硬さも張りも十分あって快適です。

ニトリのヌードクッションは税込499円と格安なので、これを2個買ってパーシーに挟めばちょうどいいと思います。
45cm角の標準サイズなら、他社製でも国産・フェザーなど、さまざまなヌードクッションが手に入ります。
サイズの合うクッションカバーも、ニトリなら1枚1,000円以下で豊富に用意されています。
付属クッションの出番があるとすれば、ソファを壁際に設置したときです。
背もたれの上に細長いクッションを乗せると、ちょうどヘッドレストになります。
首や頭を支えてくれるので、ソファに深くもたれて仮眠をとるときにちょうどよいです。

ただし説明書によると、壁紙に布地の塗料が移るかもしれないので、5cmは離して使うよう指示されています。
色移りのおそれがあるという点においても、パーシーの生地はあまり上質なものではなさそうです。

生地が安っぽい
パーシーの座面クッションは優秀ながら、生地はいかにも安いポリエステルという感じです。
化繊っぽいザラザラした肌触りもいまいちなので、普段は綿素材のカバーをかけて使っています。
グレーというより茶色
生地の色はグレーと書かれているのですが、私の目にはどう見ても茶色に見えます。
強いていえば「赤みの強いグレージュ」で、無彩色とはいいがたいです。

ソファにカバーをかけているのは、肌触りの改善、汚れ防止といった目的のほかに、この赤っぽいブラウン色が気に入らず「ほかの家具とも合わせにくいから」という理由もあります。
一人掛けソファ用のマルチカバーも探したのですが、しっくりくるものはありませんでした。
ニトリが用意しているストレッチソファカバーは、ひじ掛け付きで二人用のものばかりです。
パーシーの「1.5人用」という半端なサイズには、ぴったり合うカバーが見つかりません。
ニトリ公式でなければ、2~3人用の肘なしソファ用のマルチカバーが販売されています。
多少大きめでも、パーシーにフィットする製品が見つかるかもしれません。
布をかぶせて使う
とりあえず、家で余っていた大き目の布を折りたたんでソファに乗せています。

ソファの側面はむき出しになっていて見た目はいまいちですが、コットン製なので触った感触はだいぶましです。
ソファの上でなにかこぼしても、本体の生地を汚すリスクは避けられます。
もし器用な人なら、パーシーに合うソファカバーを自作できるかもしれません。
形状がシンプルなのでカバーも作りやすく、カスタムベースとして便利な製品です。
中身はしっかりしているので、お気に入りの布でカバーをつくれば、さらに愛着をもって使えると思います。
ソファの高さを上げる
パーシーの座面高さは34cmで、ソファ・マットレスとしては標準的な寸法です。
普通に使うぶんには、まったく問題ないですが、個人的な好みで座面の高さを上げてみました。

家具業界で流行の低座スタイルとは反対に、我が家のリビングは椅子も机も高さのあるものが多いです。
輸入品のテーブルを買ったら天板の高さが74cmもあったため、それに合わせてシートハイ45cmくらいの椅子を買いそろえました。
欧米向けの座高が高い椅子に座っていると、ソファの低さが気になります。
家族と会話していても、目線の高低差がコミュニケーションの妨げになる気がしました。
また私は膝に故障を抱えているため、低い椅子や床から直接立ち上がるのが苦手です。
布団よりベッドのほうが乗り降りするとき膝に負担がかからないように、椅子やソファの座面も高い方が楽に感じます。
継ぎ脚を購入
ソファの高さを上げるには、「継ぎ脚」といわれるパーツを使いました。
樹脂製の土台で、ソファ脚の下に挟むことで物理的に高さを稼ぐという、単純な仕組みです。

似たような製品がいくつも販売されていますが、高さを3段階で調整可能なUpingの継ぎ脚を選びました。
当時はAmazonで4本セット2,799円でした。

Upingは現在品切れのようですが、もっと安い類似品が販売されています。
ソファはもちろん、ベッドやテーブル、こたつなどにも使える便利グッズです。
「耐荷重500kg」と書かれているだけだって、安定性は抜群でした。
1年ほどソファと合わせて使ってみて、特に気になる不具合は出ていません。
継ぎ脚の設置方法
パーシーはそこそこ大きなソファで15kgあるため、継ぎ脚をセットするのに工夫がいります。
ひとりでやるのは難しそうに見えましたが、慣れればうまくできるようになりました。

継ぎ脚のうえにソファを乗せるコツとしては、まず樹脂パーツの片側2つを椅子脚の幅にだいだい合わせ、設置場所にセットしておきます。
その上にソファの片側、2本の脚を乗せ、残りの2本は床に置いたまま、傾けた状態でキープします。

次にソファを片手で持ち上げつつ、残りの脚の位置にパーツを順番にセットして乗せれば完成です。

15kgのソファを一気に持ち上げるのは、男性でもさすがに厳しく腰を痛めそうです。
左右か前後、半分ずつ継ぎ脚に乗せていくことで、作業が楽になります。
継ぎ脚の調整
この継ぎ脚の調整可能高さは5.5cm、10cm、15.5cmの3種類で、最初はいちばん高い15.5cmで挟んでいました。
ソファの座面高さはデフォルトの34cmから50cmくらいまで大幅にアップします。

ほかのダイニングチェアより目線が高くなり、スツールのような使用感です。
座ると足が地面から浮くため、ソファの手前に腰かける必要があり、背中に挟むクッションも2個では足りないという状況でした。
これはこれでおもしろいのですが、さすがに上げすぎかと思って継ぎ脚は中間の10cmに下げました。
2つあるパーツのうち、円筒型のほうを抜くだけなので、調整は簡単です。

10cmの継ぎ脚だと、ソファの座面は44cmの高さに落ち着きました。
これなら一般的な椅子と同じ高さになり、インテリアとしても違和感ありません。

初期状態の34cmよりシートの手前に腰かけることになりますが、クッション1~2個挟めばちょうどいい奥行きになります。
座面が高い利点
ソファの高さを上げたことによって、座ったときの目線の高さに違和感がなくなりました。
また天井の照明に近づいたことで手元が明るくなり、本を読むとき便利になりました。
さらにテーブル天板との距離が近くなったので、ドリンクのカップや小物を取りやすくなりました。
ソファの横に置いた作業用のデスクを、サイドテーブル代わりに使っています。

継ぎ脚を導入した副次的効果として、ソファの下に掃除機やモップを入れて、ほこりを取りやすくなりました。
北欧家具のように、ソファやキャビネットといった大きな家具でも足を付けて床から浮かせることによって、空間に抜けができ部屋が広く見える効果もありそうです。
継ぎ脚のデメリットとしては、せっかくのソファベッドなのに、ベッドに展開しにくくなることです。
ベッド化するには、せっかく挟んだ継ぎ脚パーツを取らなければなりません。
ソファに戻す際にまたセットするのも一苦労です。

我が家ではパーシーをベッドとして使う頻度が少ないので、この点は妥協しました。
急な来客など、あくまで緊急時の対策としてソファベッドをとらえています。
親戚や友人が泊まりにくる機会も少なく、ここ1年くらいはソファのみの状態で使っています。
それでも「必要になればベッドとして使える」という安心感はあります。
2台並べて使える
パーシーはさらに「2台横に並べて使える」という拡張性もそなえています。
ひじ掛けが省略されたフラットな構造のため、横につなげても1台のソファ・ベッドとして活用できます。
2~3人用のワイドなソファ、あるいは2人用のダブルベッドとして拡張可能です。

ベッドとして使う際は、一般的なダブルベッドとは違ってマットレスが分離しているので、お互いの体の動きが気になり夜中に起こされるデメリットも防げます。
距離を離してホテルのツインルームのように設置したり、1台ずつ別室に持っていくことも可能です。
家族が増えてもOK
購入してから4年、パーシーGYは色も仕様も変わらず、そのまま販売され続けています。
ニトリの定番品として今後も安定供給されるなら、将来の拡張を見越して1台ずつそろえていってもよさそうです。
これから結婚したり子どもを産むなど、家族が増える予定があるなら、多機能かつ連結可能なパーシーが向いているかもしれません。

まとめ
ニトリのロングセラー、ソファベッドのパーシーGYをレビューしました。
ベッドに変形して急な来客時などに対応できるだけでなく、ソファとしても使いやすい、すぐれた製品だと思います。
クッションが硬めで疲れにくく、値段のわりには高級感もあります。
1.5人用という微妙なサイズ感なため、一人なら広々使え、詰めれば二人でも座れるという便利なソファです。
ひじ掛けがないため座面がフラットで、座面の奥行きも深いのであぐらをかきやすく、見た目がシンプルなのは好感が持てます。
これ一台で1~2人用ソファ、ベッドを兼ねられるため、場所をとらない多機能家具を求めているミニマリストにはぴったりです。
一人暮らしで日中はソファ、夜はベッドに転用するという、フレキシブルな使い方も可能です。

ソファとしては4本足のシンプルな形状なので、継ぎ脚を挟めば座面の高さをアップできます。
普通のダイニングチェア並みのシートハイ(40~45cm程度)に設定すれば、ソファからの立ち上がりが楽になり膝の負担もやわらぎます。

またパーシーは横方向に2台並べて使うことも想定されています。
将来的に家族が増えたり、家が広くなる予定があるなら、少しずつ買い足していくのもありです。
ソファからベッド、さらにダブル/ツインベッドとして自在に変形・拡張できるパーシーGYは、賃貸マンションや狭小住宅で便利に使えます。
ひじ掛けもなく箱型のすっきりした外観なので、どんなインテリアにもなじむと思います。
見た目はシンプルで使いまわしやすく、5年保証の高品質ながら2万円台の適正価格…
さすがニトリの製品はよくできていると感心しました。







