CONTRACTORS SHOWDOWN
8/16~19はフリーウィークエンズの最後にふさわしく、『Asgard’s Wrath 2』『コントラクターズ・ショーダウン』という2大タイトルが公開されました。
『アスガルド・ラス2』は数あるVRゲームのなかでも別格というクオリティーだったので、別の記事に詳しく感想をまとめました。
『コントラクターズ・ショーダウン』は先に紹介した『ガーディアンズ・フロントライン』と同じ、一人称視点の定番シューティングゲームです。
こちらは武器やメカの設定が現代なので、よりリアルなサバゲ―感覚を味わえます。
『Call of Duty』や『Battlefield』シリーズで遊んだことのあるかたなら、すんなりとゲームの世界観に入っていけると思います。
「360度あらゆる方向から敵が襲ってきて、フィールドを自由に走りまわれる」…VRで遊んで楽しいのは、やはりこういうFPSではないでしょうか。
丁寧なチュートリアル
『コントラクターズ・ショーダウン』は冒頭のチュートリアルが充実しています。
座った状態か、立った状態でプレイするか…
移動に使うスティックと操作方法など…
細かくカスタムできるのは親切です。
ほかにも銃の打ち方やリロード方法、アイテムの拾い方など、基本的な操作方法を教わることができます。
味方を救護して蘇生させるチュートリアルもあります。
下の画像は、味方に注射器のようなものを打って回復させているところです。
仲間との連携や各種の補給は面倒なのですが、そういった煩わしさもプレイの一環として楽しめる人向けのゲームといえます。
遊べる基地
チュートリアルが終わると、海上に浮かぶ基地のようなところにやってきました。
武器をカスタマイズしたり、地域やサーバーを選んでマルチプレイに参加したりできるようです。
基地フィールド自体に遊べるところがたくさんあり、結局1時間のフリータイムはずっとここで過ごしてしまいました。
洋上ステーションを探検してみると、上の階に登れたりヘリポートに行けたりして楽しいです。
戦闘場面はありませんが、車を運転することもできるので、本番前の練習にはちょうどよいと思います。
ゲームの本質とはあまり関係ないですが、置いてある車を運転してずっと遊んでいました。
ちょっとしたドライビングコースも用意されているくらいベースキャンプは広くて、すみずみまで探検できます。
銃のカスタム
建物のなかの一角に、武器をカスタムできるコーナーがありました。
照準器やサプレッサーなどのアタッチメントを装着したり、銃の塗装まで細かくいじれるようです。
自分で銃をペイントできる機能まであります。
射撃時の反動を抑えたり、装弾数を増やしたりする便利なオプションは、レベルを上げるとアンロックされるのではないかと思います。
最初に付いているのは、倍率1倍のシンプルなリフレックスサイトです。
マッチメイキング困難
お試し期間中、またもや無謀にもマルチプレイに申し込んでみました。
ところが5分以上経ってもマッチングが成立せず、時間がもったいないので諦めました。
もしMeta Questのオンライン対戦参加者がアメリカに住んでいたら、日本の夜9時は向こうの早朝に相当します。
日本では時間帯をずらして午前中にプレイしないと、海外ユーザーと対戦するのは難しいかもしれません。
オンラインゲームでよくあるパターンですが、さらにプレイヤーの少なそうなMeta Questでは、対戦相手も見つけるのも一苦労といえそうです。
『コンストラクターズ・ショーダウン』もカスタム項目が多く、時間をかけて楽しめそうな予感がしました。
運よくマルチプレイに参加して対人バトルも体験できれば、かなりおもしろいのではないかと思います。
まとめ
MetaのFree Weekendsで合計8個のVRゲームを、無料で1時間ずつプレイすることができました。
お試しとはいえ、かなり太っ腹な企画だと感じました。
そもそもMeta Quest用のゲームはユーザー数が少ないのか、ネット上でレビューがほとんど見つかりません。
プレステやSteamにも出ているタイトルならともかく、Meta専用のゲームは攻略情報など皆無で、購入するのは賭けともいえます。
ソフトの価格はゲームのクオリティーをだいたい反映しているようですが、自分が楽しめるかどうかは未知数です。
そのような状況でMetaの無料体験は、さまざまなジャンルのゲームをバランスよく楽しめる、親切なキャンペーンでした。
よかったゲーム、駄目なゲーム
自分はまだMetaのストアで課金したことはないのですが、『IRONSTRIKE』や『Asgard’s Wrath 2』など、相性のよさそうなゲームは買ってもよいかなと思いました。
逆に『CONTRACTORS SHOWDOWN』は操作法が複雑すぎて難しく、『Smash Drums!』は一瞬で飽きました。
これらは無料プレイで十分だったと思います。
思うにVRゲームという新しいジャンルでは、ユーザーの習熟度によって難易度やバランスがまちまちに感じられると思います。
ニッチなMeta Questを持っている時点でコアなゲーマーが多いと考えられますが、3次元空間でメニューを選んだり、銃をリロードする操作法は独特です。
特に一人称視点のシューティングは、既存のゲームで相当鍛えたかたでないとVRでは苦戦すると思います。
VRのeスポーツに期待
Meta Questのマルチプレイで対戦している人たちは、ゲーマーのなかでもトップ・オブ・トップのエリートという印象を受けました。
今後こうしたVRゲームが普及していくかは不透明ですが、先行投資として操作になれておくのも手かと思います。
今ならまだ参加者も少なそうなので、今後VRに特化したeスポーツが増えてきたら、イベントで賞金を稼いだりしてプロになるのも夢ではないでしょう。
Metaのフリーウィークエンズは、過去にも開催されていたことがあるようです。
興味のあるかたは、公式サイトをこまめにチェックしてみてください。