2024年の7月から8月にかけて、Meta QuestのVRゲームを一定時間無料で遊べる、Free Weekendsのキャンペーンが開催されていました。
毎週末2作品ずつゲームが公開されて、それぞれ1時間程度、無課金で遊んでみることができました。
実際に試したゲーム8個について、感想をまとめてみたいと思います。

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Premium Bowling
7/26~29の週末は『プレミアム・ボウリング』と『ガーディアンズ・フロントライン』の2タイトルが無料提供されました。
ライトなスポーツ系と、複雑なアクションシューティングという、メリハリの効いた組み合わせです。
最初に遊んでみたボウリングゲームは、操作方法が直感的でわかりやすく、VRゲーム初心者にもおすすめできます。
少し練習すればストライクも連発できて、難易度も適切だと思いました。

ボウリングの遊び方
やり方はレーンの横にあるラックから好きなボールを選び、ピンに向かって放り投げるだけです。
コントローラーのボタンで「ボールをつかむ/放す」動作ができます。

現実世界で普通にボウリングを楽しむ動作に近いので、チュートリアルなしでも普通にプレイできると思います。
キャラクターやインテリアのCGは大雑把なつくりですが、ボールの質感だけやけにリアルなので、思わず近くでのぞき込んでしまいました。
マーブル模様や光の反射が本物そっくりです。

ボールの色によって「重さ、フック、長さ」といったパラメーターが異なり、カスタマイズもできるようです。
このうち「長さ」というのは指穴の間隔(ブリッジかスパン)だとすると、長いほうが回転をかけやすくなると思われます。

速度や回転数もわかる
レーンに向かってボールを投げると、ボールの軌跡や倒したピンが視界に表示されます。
KPH(時速)やRPM(回転数)といった数値も出ます。

腕を振る勢いがボールのスピードに、手首のひねりもカーブに反映されているように見えました。
ボールを投げたあと、ピンの近くに寄ってリプレイ観察できる便利機能も用意されていまます。

会場を選べる
最初の設定画面で、プレイする場所を選べます。
海辺のリゾートからディスコ風の空間、ホテルのVIPルームや競技用の会場など、やけにたくさん用意されていておもしろいです。

各場所でレーンの特性が異なるようなので、ボウリングに詳しい人なら環境に応じたマニアックなプレイを楽しめそうです。
レーン上に青く表示されている部分は、オイルの塗り具合を表しているような気がします。
上級者ならレーンのコンディションを見極めて、戦略的に投げたりできるかもしれません。

初心者向けのゲームに見えて、ボールやレーンの特性など細かく設定されているところが、いかにもVRゲームらしいと感じました。
プロのトレーニングにも使える、リアルなシミュレーターを目指して開発されているように思います。
裏側を探検
レーンから離れてボウリング場を探検することもできます。

ゲームの本筋とは関係ないですが、思わずあちこち歩きまわってしまいました。
ディスコの2階には上れませんでした。

レーン以外の場所にも自由にボールを放り投げることもできます。
ただ人や家具に当ててみても、なにも起こりませんでした。

バーカウンターには店員さんがいたり、先には進めないものの思わせぶりな扉があったり、意外と作り込んであって楽しいです。

50~60年代頃のアメリカのダイナーを再現したような空間もあります。
奥のほうにエルヴィス・プレスリーの写真など飾られているので、余裕があれば探してみてください。

舞台裏が気になる…
窓の外の虚無的な荒野には、昔のテレビゲームやSF小説のような感覚を覚えます。

そこから先は行きたくてもいけない…ウィリアム・ギブスンの『ニューロマンサー』や映画『インターステラー』に出てくる、「事象の地平面(event horizon)」という概念を思い出しました。

フィールドを探索しても隠しアイテムなども出てこないですが、3次元空間を自由に移動できるのは、VRならではの楽しみだと思います。
Guardians Frontline
無料2作目の『ガーディアンズ・フロントライン』は、王道の一人称視点シューティングです。
360度好きな方向に銃を撃ちまって、VRの醍醐味を味わえるジャンルといえます。

VRでFPS
操作は複雑でやることがたくさんあり、似たようなFPSゲームに慣れていないと戸惑うかもしれません。
とりあえず敵が出てきたら撃って倒し、弾切れになったらリロードする、という感じで序盤は攻略できます。
これだけでも普通のモニター画面でプレイするのと、VRゴーグルをかぶって遊ぶのとでは、臨場感がぜんぜん違います。

味方ロボットと協調
フィールドに出ると、クモのような敵キャラが湧いてきて、空からはハチが襲ってきます。
自軍の拠点を防衛するのがミッションのようで、ロボットのようなキャラクターは味方です。
ロボットにうまく指示できれば効率よく戦えそうですが、いまいちやり方がわかりませんでした。

回転椅子よりサムスティック
あらゆる方向から敵が襲ってくるので、背後もひんぱんにチェックする必要があり大変です。
最初は回転椅子に座って体ごと回転させていましたが、けっきょくコントローラーのサムスティックで視点を回転させる方法に落ち着きました。

リアルな体験を求めるなら視界も自分の体で制御すべきとはいえ、プレイの効率を考えると手元のコントローラーで操作したほうが早いです。
VR空間を歩ける『Omni』のような歩行デバイスも開発されていますが、ゲームを有利に進めるうえでは不利になりそうな気がします。
メニュー操作がリアル
『ガーディアンズ・フロントライン』では、メニュー画面を開くのもいちいち手元のタブレットをVR空間内でタップする必要があります。

視界に現れた仮想ディスプレイをいじるのも雰囲気はありますが、戦闘中に展開・操作するのは面倒に感じました。
これも手元のコントローラーでボタン操作できたほうが早いです。
やり込み要素は多い
スクリーンショットを撮りそこねたので画像を紹介できず申し訳ないですが、基地のなかにチュートリアル用の部屋もありました。
ただFree Weekendsの無料プレイは1時間制限だったので、準備に時間をかけるのがもったいないなく、練習は適当にスルーしました。
お金を貯めればアンロックされる兵器や、次第に難易度の上がっていくミッションが用意されているようです。
短い時間ではそこまで上達することができず、適当にクモとハチを撃ち落として終わりました。

このゲームはFPSらしく、レベルエディターで独自のマップを作成したり、対人バトルも楽しめるようです。
一人用のシナリオを攻略するより、マルチプレイのほうが断然おもしろそうですが、他人と協調・対戦するには相当練習が必要そうに思いました。
Golf5
8/2~5の公開作品は『ゴルフ5』と『iBクリケット』でした。
前週のボウリングと似た感じで、どちらもスポーツ系のシミュレーションゲームです。
Meta Quest向けのゴルフゲームはいくつかありますが、そのなかでも『ゴルフ5』は定価2,200円といちばん高価なタイトルになります。
操作の難易度は高い
操作法はコントローラーをゴルフクラブに見立てて振る感じです。
最初はなかなかボールに当たらず、うまく当たったとしても変な方向に飛んでいきます。

OBせずフェアウェイに球を乗せるところからして、いきなりハードルが高めです。
まわりに砂漠や池があるコースでは、なかなか先に進めませんでした。

コントローラーの先にある仮想的なクラブヘッドをボールに当てるのは、ボウリングの球を投げるより難しいといえます。
この点は実世界でもVR空間でも同じという印象を受けました。

ゴルフクラブの長さを想定して、見えないヘッドをボールに当てる感じです。
実際のゴルフでも打つときは手元を見ていないはずなので、慣れればうまくできるのかもしれません。
パターは激ムズ
だいぶ練習してまっすぐ打てるようになっても、グリーンのうえでパターを使いこなすのが至難の業です。
たいてい強く打ちすぎてグリーンを外れてしまうので、微妙な力加減が必要になります。
グリーン上に表示される芝目や風向きは、ボールの進行方向にかなり影響してきます。

1時間プレイしても、カップインするまで10打以上要することが多く、ダブルボギー、トリプルボギーすら達成できませんでした。
まともに遊べるようになるまで、相当なトレーニングがいるゲームだと思います。

シミュレーターとしても優秀
難易度が高いぶんゴルフのシミュレーターとしてはよくできていて、ドライバーやアイアンも細かく用意されています。
もともとゴルフをやっている人、ほかのゴルフゲームにも慣れているかたなら、のめり込めると思います。
打った後はクラブやボールのスピード、飛距離、回転数、各種角度が画面に表示されます。
詳しい人ならこういう数値から、自身のスイングを改良できるのかもしれません。

先に紹介した『プレミアム・ボウリング』と似た感じで、ゴルフコースは何種類か用意されています。

イギリスの邸宅、ヤシの木の生える海岸や砂漠、高層ビルの立ち並ぶ都市型コースまでさまざまです。

VR空間とはいえ森のなかで過ごせるので、リフレッシュ効果も高いと思います。

ちょっとした運動になり、疑似的に自然を味わえて、VRは案外健康によいゲームかもしれません。
以前、VRの歩行シミュレーターを病院でのリハビリに使うという研究論文を目にしたこともあります。
謎のミニゲーム
おまけとして小規模なコースをパターで攻略する、グラウンド・ゴルフのようなミニゲームもありました。

ルールがわからず適当にボールを打ってみたところ、壁に当たって戻ってきてしまいます。
どうやら打つ方向や強さにパズル的な要素があるようで、計画的に狙わないと先に進めないようです。

ゴルフのテクニックを磨くというよりは単純なお遊びですが、暇つぶしに楽しめそうです。
微妙な力加減が必要なので、パッティングの練習にはなるかもしれません。
CGの品質が低い
Meta Quest向けのタイトルはどれも、最新のPCゲームや家庭用ゲーム機に比べるとCGのクオリティーが見劣りします。

今回使ったMeta Quest 2のSoCはクアルコムのSnapdragon XR2で、CPUはKyro 585、GPUはAdreno 650となっています。
この構成は2020年に発売されたSnapdragon 865と同じなので、VR用チップとはいえ処理性能は当時のハイエンドスマホと同程度と考えられます。

ふだんGeForceやRadeonのグラボを載せたゲーミングPCで遊んでいる人にとっては、Meta Questのグラフィックが20年前のクオリティーに見えて物足りないかもしれません。
モバイル型のHMDなので仕方ないとはいえ、ゲームというジャンルにおいては常に最新ハードウェアと比べられてしまうのが難点です。

最新のMeta Quest3に8万円も出すなら、PlayStation5が買えてしまいます。
すでにPS5を持っているなら、ゲーム機本体と接続できてグラフィックも格段にきれいな、PSVRを買ったほうが幸せかもしれません。
PSVRも価格は高く、そんなに流行らないだろうと思っていたら、2023年にバージョン2が発売されていました。
PSVRに比べて「映像のしょぼさ、対応ゲームのマイナーさ、ユーザーの少なさ」…など数あるデメリットを承知したうえで、ストイックに訓練するのがMeta Questです。

考え方によっては、一昔前のローポリゴンCGを見られて、ノスタルジーにひたれるデバイスともいえます。
iB CRICKET
『iB CRICKET』をプレイする前に、まず「クリケット」というスポーツがなんなのか理解しておく必要があります。

日本では知名度が低いと思われますが、Wikipediaによると世界の競技人口は3億人、クリケットファンは推定25億人もいて、サッカーに次ぐメジャーなスポーツらしいです。
世界的には、野球やテニスより人気があるというのが驚きです。

クリケットは16世紀にイングランドで始まり、大英帝国由来であることから「紳士・淑女のスポーツ」とも呼ばれるそうです。
その後、海外にも広まって現在100か国以上でプレイされ、特にインドでは一番人気のスポーツとされています。
プレーヤーのCGキャラも、なんとなくインドっぽい人ばかりです。
みなヒゲが生えています。

クリケットのルール
クリケットのルールを事前にネット調べてみました。
- 野球と同じで、投手が投げたボールを打者が打つ
- バッターの後ろにあるウィケットという棒を倒されてはならない
- 打ったボールが戻ってくる前に、ランナーが向うのウィケットに到達したら得点
- ピッチャーはボールをワンバウンドさせて投球しないといけない
- バッターは360度どこにでも打てて、ファイルがない
- バッターはウィケットを倒されなければ、空振りしてもアウトにならない
- 打ったボールを守備側にノーバウンドで捕球されるとアウト
なんとなく野球とホッケーを合わせたようなスポーツに思われました。

専用コントローラーあり
バットは幅広で、こん棒を平べったくした武器のように見えます。
当たり判定が大きく、ピッチャーもワンバウンドして投げてくれるので、野球よりボールは打ちやすいといえます。

最初の設定メニューで、VRのコントローラーではなく「iB Cricket bat」を選ぶこともできます。
このゲームのために、専用のバット型コントローラーまで販売されていました。
純製品は品切れですが、『iB CRICKET』以外にも『Beat Saber』など、いろんなゲームで使える汎用コントローラーを購入できます。
日本でこのゲームを買う人はごくわずかだと思われます。
しかし周辺機器が充実しているところをみると、世界的にはメジャーなタイトルのひとつなのでしょう。
よくわからずプレイ開始
とりあえずゲームを始めてみたところ、野球のスタジアムのようなところに連れていかれました。

ただしバッターはグラウンドの中央付近に立っています。
後ろを振り返ると、「ウィケット」という3本の棒が地面に突き刺さっています。

ピッチャーがボールを投げてきたのでバットを振ると、空振りしました。
後ろに転がったボールが「ウィケット」に当たって倒されると、失点するようです。
なにかまずいことが起きると、観客が「オォ~」とうめいてくれるので、それとなくわかります。
守備の隙間を狙う
何度かバットを振ってボールに当たるようになりますが、フライになってそのままキャッチされるとアウトになります。
ボールを遠くに飛ばすというよりも、なるべく守備が手薄なところを狙って、勢いよくゴロで打ち返すのがいいようです。

たまたまうまく当たって遠くまでボールが転がると、その間にランナーが走って得点を重ねられる感じです。

会場が広いわりに、狭い範囲でプレイする地味なスポーツという印象を受けました。
「ホームラン」という概念はないようですが、思い切り遠くまでボールを運んでランナーが何往復もできたら、高得点につながるように思われます。

投球練習モード
iB クリケットもVRゲームらしく、スタジアムや天候、芝のコンディション、ボウリングの難易度やバットの有効範囲(BAT SHIELD)など細かく設定できます。

このうち「バット・シールド」は100%まで上げておいたほうが、ボールが当たりやすく初心者にやさしいです。

序盤のチュートリアル以外に、守備側としてボウリングを練習できるコーナーもありました。

画面の指示どおり、コントローラーを振るまわしながら、真上に近い位置でボールを放せばいいようです。

ピッチャーとしてはそれなりに早いスピードでボールを投げ、バウンドさせてウィケットに当てればよいはずです。

ただ「ウィケット」が設置されている範囲はかなり狭いので、まっすぐ投げて当てるのは難しかったです。

バッター視点で近くに見える「ウィケット」も、ピッチャーから見ると野球のストライクゾーンより狭いと感じます。
AR/MR練習モード
『iB CRICKET』には部屋のなかに壺などを配置して壊す、「BREAKING OBJECTS」というお遊びモードも用意されています。

キャプチャ画像は背景が黒くなっていますが、Meta Questのカメラを使い、実際の室内空間と合成表示されていました。
事前準備として部屋のなかの好きな場所に、CGの壺や絵画などのオブジェクトを配置します。

物体の大きさによって、当たった際の得点が変わってくるようです。
大きなディスプレイは1 RUNですが、小さな壺や時計は4 RUNゲットできます。

ボールはピッチングマシーンが自動的に投げてくれます。

うまくバットに当てて配置したオブジェクトを破壊すると得点が入ります。

VRゴーグルの機能を活用したおもしろいミニゲームですが、準備が大変なわりに、たいして爽快感を味わえません。
うまく使いこなせば、的確なトレーニングができて便利なのかもしれません。

細かいテクニックや戦略のようなものはわかりませんでしたが、クリケットも野球と同じくらい奥が深いスポーツだという予感はしました。
IRONSTRIKE
8/9~12の週末は『アイアンストライク』と『スマッシュドラム』が無料公開されました。
『アイアンストライク』は一人称視点のアクションゲームですが、銃ではなく剣や弓で戦う中世の世界観になっています。

脚がない…
自分も敵も足がなく、上半身だけフワフワ浮いた状態になっているのは違和感があります。
Meta Questで下半身はトラッキングできないので、「表示を省略したほうが処理負荷も下がって合理的」という判断なのでしょう。

しかし「甲冑を着て重い剣を振り回す」という動作なのに、地に足がついていないのは不思議な印象です。
ガンダムのように、重力や足場のない宇宙空間で格闘するのと似ています。
衝撃や反作用を打ち消す燃料の放出などがないと、こういう動きは不可能でないかと思われます。
操作は簡単
未来の重火器で戦う『ガーディアンズ・フロントライン』に比べると、アイアンストライクは剣を振りまわすだけなので簡単に遊べます。

基本的に敵と一対一で切り合うバトルで、タイミングを合わせて左手の盾をかざせば防御もできます。
それ以外は特にテクニックといったものも必要とされず、体力と攻撃力で勝るほうが生き残るという単純なルールです。
中盤の強敵は、なにも考えずに斬り合っていると簡単に負けてしまいます。

なんとなく『ファイナルファンタジー11・14』4のMMORPGをソロでプレイしていた頃を思い出します。
一対一で殴り合う体力勝負だと、たいして工夫できる余地もなく、すぐに飽きてしまいます。
やはりこの手のゲームは何人かでパーティーを組んで役割分担したほうが、数倍楽しめると思います。
慣れればソロでも可
敵のダメージが溜まってくると、鎧から血しぶきのようなものが噴出してきます。

倒すとその場でバラバラになって消滅します。

敵はたいてい一人でやってきますが、ゲームを進めると魔法で遠隔攻撃してきたり、複数で同時に襲ってきたりします。
魔法使い3体と同時に戦うのは、かなりの難易度です。

それでもゲームに慣れてくると、ヒットアンドアウェイで間合いをとりつつ切りつけて、なんとか倒せます。

遠隔の魔法攻撃もスピードは遅いので、常に動いて軌道を外せば、簡単にかわすことができます。

初心者でもわりとサクサク攻略できて、砂漠や森、巨大キノコが生える惑星などに進むことができました。
武器の多様性
敵にやられると、海辺のベースキャンプといった感じの場所(HAVEN)にワープします。

ここで剣以外の武器も選べるようになります。
LANTIAN GLAIVEといった槍のような長刀(なぎなた)は、攻撃できる間合いが広くなります。

盾は持てなくなりますが、遠くから敵をめった切りできるので楽しいです。

KESTREL SHORTBOWは弓で、両手を使って矢を放つ動作が必要になります。

実際にVRコントローラーを使って弓を射るのは楽しいですが、実戦で連発するとけっこう疲れます。
ゲームで遊びつつ上半身の運動も兼ねられる、健康によさそうな武器です。

魔法の杖らしき道具も選べます。
威力のありそうな遠隔攻撃ができるので、使いこなせば有利に進めると思います。

魔法の発動方法は、体のまわりに出るサインを順にタップする感じです。
3回くらい腕を振りまわす準備動作が必要になるので、ソロプレイでは隙ができすぎます。

誰かとパーティーを組んで、後衛からゆとりをもって魔法攻撃できるとよさそうです。
ボウガンが便利
用意されている武器のなかでは、LIGHT CROSSBOWというボウガンが扱いやすかったです。
『北斗の拳』でザコが使う、卑怯な武器というイメージが個人的にしっくりきます。

弓より簡単に発射できて、リロード時間も短いです。
ソロプレイで魔法を使う敵と対決するには、やはりこちらも遠隔攻撃できたほうが有利です。

動きまわって敵の攻撃をかわしつつ、タイミングを計ってボウガンで矢を撃つ動作を覚えれば、そこそこ強い敵でも時間をかけて倒せます。
難易度は適切
次々出てくる敵を倒しつつ、だいぶ先まで進めましたが、1時間の試用期間が終わりました。

なんのために荒野で鎧の亡霊と戦っているのか、世界観がよくわからないゲームでしたが、操作がわかりやすく難易度も適切に設定されていると感じました。

ゲームの説明を見ると、武器を強化できたり回復系の魔法も扱えたりするそうです。
ほかの人と一緒にパーティープレイできるチャンスがあったら、何倍も楽しめると思います。
マルチプレイに参加
Meta Questはネットワークにつながっているので、たいていのゲームでは他の人と対戦・協働できる機能があります。

『アイアンストライク』でも勇気を出して、マルチプレイを試してみました。

しかし上級者らしき人たちから英語で話しかけられ、どう振る舞えばいいのかわからず、恥ずかしくなって逃げてしまいました…
お試しプレイで見知らぬ人とパーティーを組むのは、さすがにハードルが高かったです。

Smash Drums!
『スマッシュ・ドラム』はいわゆる音ゲーです。
音楽に合わせて、前方からやってくる目印をたたくと、スコアが上がっていきます。
コントローラーを使ってドラムを叩くので、実際に楽器を演奏している感覚に近いといえます。
遊び方もシンプルなので頭を使うこともなく、ストレス解消やエクササイズにはもってこいです。

VRでやる意味が?
ただ「仮想空間を自由に動きまわれる」といったVRの特性とは、あまり関係がないゲームです。
わざわざ面倒なゴーグルをかぶってプレイする必要があるのか、疑問に思うところもあります。

Meta Quest版の『テトリス エフェクト・コネクテッド』と似たような感じで、単に昔の有名ゲームをVRに移植しただけという印象を受けます。
エフェクトは3Dでにぎやかになっているのですが、遊び方は2Dの頃と変わりません。
いろいろあるモード
『スマッシュ・ドラム』は日本語化されていて、アーケードモード・クラシックモード・Fusionのなどが用意されています。

これもマルチプレイがあるようなのですが、今回は試しませんでした。

プレイする環境もいくつか選べます。
ライブ会場でドラムがフワフワ漂ってくるのは、シュールな光景でした。

曲が盛り上がってくると、花火が飛んだりレーザーが照射されたりして気分を盛り上げてくれます。

純粋にスコアを伸ばしたい場合は、固定されたレーンの上を音符が流れてくるクラシックモードのほうが向いていると思います。

ドラムや円盤が近寄ってくるモードだと、見た目は派手ですがコントローラーを振るタイミングがわかりにくいです。

選曲のかたより
『スマッシュ・ドラム』に用意されている曲は、1970年代前後の古いロックが中心でした。

ZZ Topなどの有名そうな曲は、たいてい有料になっています。
無料で再生できるのは、よく知らないアーティストばかりでした。
自分の知らない曲でプレイするのは難しいうえ、たいしておもしろくないです。

そもそも自分はカラオケが苦手ですし、『パラッパラッパー』や『ビートマニア』といった過去の名作もまともにプレイしたことがありません。
ふだんマイナーな音楽やインスト曲ばかり聴いているせいか、ゲームの曲になじみがないという問題もあります。
『スマッシュ・ドラム』は音ゲーに慣れていて、かつアメリカの古いハードロックを知っている人だけが楽しめる特殊なゲームという気がしました。

実際に買う前に、お試しで遊んでみたほうがいいゲームです。
CONTRACTORS SHOWDOWN
8/16~19はフリーウィークエンズの最後にふさわしく、『Asgard’s Wrath 2』『コントラクターズ・ショーダウン』という2大タイトルが公開されました。
『アスガルド・ラス2』は数あるVRゲームのなかでも別格というクオリティーだったので、別の記事に詳しく感想をまとめました。
『コントラクターズ・ショーダウン』は先に紹介した『ガーディアンズ・フロントライン』と同じ、一人称視点の定番シューティングゲームです。
こちらは武器やメカの設定が現代なので、よりリアルなサバゲ―感覚を味わえます。

『Call of Duty』や『Battlefield』シリーズで遊んだことのあるかたなら、すんなりとゲームの世界観に入っていけると思います。
「360度あらゆる方向から敵が襲ってきて、フィールドを自由に走りまわれる」…VRで遊んで楽しいのは、やはりこういうFPSではないでしょうか。
丁寧なチュートリアル
『コントラクターズ・ショーダウン』は冒頭のチュートリアルが充実しています。
座った状態か、立った状態でプレイするか…

移動に使うスティックと操作方法など…

細かくカスタムできるのは親切です。

ほかにも銃の打ち方やリロード方法、アイテムの拾い方など、基本的な操作方法を教わることができます。

味方を救護して蘇生させるチュートリアルもあります。
下の画像は、味方に注射器のようなものを打って回復させているところです。

仲間との連携や各種の補給は面倒なのですが、そういった煩わしさもプレイの一環として楽しめる人向けのゲームといえます。
遊べる基地
チュートリアルが終わると、海上に浮かぶ基地のようなところにやってきました。
武器をカスタマイズしたり、地域やサーバーを選んでマルチプレイに参加したりできるようです。

基地フィールド自体に遊べるところがたくさんあり、結局1時間のフリータイムはずっとここで過ごしてしまいました。

洋上ステーションを探検してみると、上の階に登れたりヘリポートに行けたりして楽しいです。

戦闘場面はありませんが、車を運転することもできるので、本番前の練習にはちょうどよいと思います。

ゲームの本質とはあまり関係ないですが、置いてある車を運転してずっと遊んでいました。

ちょっとしたドライビングコースも用意されているくらいベースキャンプは広くて、すみずみまで探検できます。
銃のカスタム
建物のなかの一角に、武器をカスタムできるコーナーがありました。

照準器やサプレッサーなどのアタッチメントを装着したり、銃の塗装まで細かくいじれるようです。
自分で銃をペイントできる機能まであります。

射撃時の反動を抑えたり、装弾数を増やしたりする便利なオプションは、レベルを上げるとアンロックされるのではないかと思います。

最初に付いているのは、倍率1倍のシンプルなリフレックスサイトです。
マッチメイキング困難
お試し期間中、またもや無謀にもマルチプレイに申し込んでみました。
ところが5分以上経ってもマッチングが成立せず、時間がもったいないので諦めました。

もしMeta Questのオンライン対戦参加者がアメリカに住んでいたら、日本の夜9時は向こうの早朝に相当します。
日本では時間帯をずらして午前中にプレイしないと、海外ユーザーと対戦するのは難しいかもしれません。

オンラインゲームでよくあるパターンですが、さらにプレイヤーの少なそうなMeta Questでは、対戦相手も見つけるのも一苦労といえそうです。

『コンストラクターズ・ショーダウン』もカスタム項目が多く、時間をかけて楽しめそうな予感がしました。
運よくマルチプレイに参加して対人バトルも体験できれば、かなりおもしろいのではないかと思います。
まとめ
MetaのFree Weekendsで合計8個のVRゲームを、無料で1時間ずつプレイすることができました。
お試しとはいえ、かなり太っ腹な企画だと感じました。

そもそもMeta Quest用のゲームはユーザー数が少ないのか、ネット上でレビューがほとんど見つかりません。
プレステやSteamにも出ているタイトルならともかく、Meta専用のゲームは攻略情報など皆無で、購入するのは賭けともいえます。

ソフトの価格はゲームのクオリティーをだいたい反映しているようですが、自分が楽しめるかどうかは未知数です。
そのような状況でMetaの無料体験は、さまざまなジャンルのゲームをバランスよく楽しめる、親切なキャンペーンでした。
よかったゲーム、駄目なゲーム
自分はまだMetaのストアで課金したことはないのですが、『IRONSTRIKE』や『Asgard’s Wrath 2』など、相性のよさそうなゲームは買ってもよいかなと思いました。

逆に『CONTRACTORS SHOWDOWN』は操作法が複雑すぎて難しく、『Smash Drums!』は一瞬で飽きました。
これらは無料プレイで十分だったと思います。

思うにVRゲームという新しいジャンルでは、ユーザーの習熟度によって難易度やバランスがまちまちに感じられると思います。

ニッチなMeta Questを持っている時点でコアなゲーマーが多いと考えられますが、3次元空間でメニューを選んだり、銃をリロードする操作法は独特です。
特に一人称視点のシューティングは、既存のゲームで相当鍛えたかたでないとVRでは苦戦すると思います。

VRのeスポーツに期待
Meta Questのマルチプレイで対戦している人たちは、ゲーマーのなかでもトップ・オブ・トップのエリートという印象を受けました。
今後こうしたVRゲームが普及していくかは不透明ですが、先行投資として操作になれておくのも手かと思います。
今ならまだ参加者も少なそうなので、今後VRに特化したeスポーツが増えてきたら、イベントで賞金を稼いだりしてプロになるのも夢ではないでしょう。

Metaのフリーウィークエンズは、過去にも開催されていたことがあるようです。
興味のあるかたは、公式サイトをこまめにチェックしてみてください。


