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AdsenseとOfferwall
ようやくアドセンスに受かったとはいえ、それほど積極的に広告を表示する気はありません。
消費税還付のため非課税売上の割合を減らしたいという目論見もあり、あくまで様子見で記事下にだけ広告ユニットを配置してみています。

今回のブログでは、わずかな広告収入を得ることよりも、記事の読みやすさを優先したいと考えています。
やはりランダムに表示されるアドセンス広告については、サイトの運営側としてもデメリットが大きいと感じています。
広告は必要悪か
記事内容と関連性のある物販系アフィリエイトに比べて、無差別に広告を出してくるアドセンスは品がなく感じます。
広告の種類も選べず見た目もカスタムできないので、サイトのデザイン性やイメージも損なってしまいます。
同じ広告でもアマゾンや楽天のアフィリエイトなら、商品を検索するときに便利なときもあります。
しかし記事中に脈絡もなく突然出てくるアドセンス広告を見て、うれしいと思う人などいるのでしょうか?
「広告のない雑誌や新聞はつまらない」と聞いたことがありますが、ウェブサイトやSNSで表示される広告は、視覚的なノイズにしかならない気がします。
ターゲットの趣味嗜好を分析して、いかにも興味のありそうな広告を出してくるところもいやらしいです。
とはいえ広告はサイトを継続的に運営するための必要悪…
ほかの人もみなやっているし、読者も「お約束」としてそこまで気にしていないかもしれません。
せっかくアドセンスに受かったので、しばらくは広告を表示させてみる予定です。
ただあまりに売上が低ければ、デメリットのほうが大きいので広告は外すかもしれません。
関連コンテンツの思い出
Googleのアドセンス審査が年々厳しくなっているといわれます。
以前は10記事くらい適当に書いて、そこそこPVがあれば余裕でアドセンスに受かっていました。
わずか2ページ、数千文字しかないプロフィールサイトでも、ドメインエイジが長く被リンクさえあれば、一発合格した経験もあります。
新しくはじめたブログで、アドセンス合格までまさか3年もかかるとは予想もしていませんでした。

かつてはアドセンス合格などほんの序の口で、次に「関連コンテンツ」をアンロックするのがブロガーの目標という、のどかな時代もあったのです。
今は審査なしで掲載できるMultiprex広告ですが、2022年に仕様が変更されるまでは「関連コンテンツ」と呼ばれていました。
この特殊な広告ユニットを解放するには、「トラフィック量とページ数が最低条件を満たしている」サイト、という曖昧な基準を満たす必要がありました。
サイトのコンテンツをコツコツ増やし、あるときグーグルから認められると、晴れて関連コンテンツを使えるようになるというルールです。
当時は自分の記事と広告がランダムに配置される広告欄で、収益率も高かった記憶があります。
現在のMultiprex広告はすべて広告のタイルしか表示されず、まったくおもしろみがなくなってしまいました。
こんな感じで、必死に努力して広告表示の権利を獲得したのに、グーグル側の仕様変更であっけなく無意味になってしまうこともあります。
今後ウェブの広告市場が低迷すると、やがてはアドセンスの審査もなくなり、誰でもすぐに広告を表示できるようになるのでは、という予感がします。
自動広告のカスタマイズ
ほかで運用しているサイトでは、アドセンスの自動広告を有効化しているものもあります。
かつて自動広告が登場したときは、サイト内のあらゆる場所に勝手に広告が出てくるので、レイアウトが崩れて使い物になりませんでした。
今でもアドセンスの自動広告に抵抗があるブロガーさんも多いのではないでしょうか。

しかしその後、自動広告もカスタマイズできる部分が増えて、サイト内の特定エリアや特定ページへの広告表示をキャンセルすることができます。
久々にアドセンスの設定画面を見たら、見出しやヘッダーの上下など細かくエリア分けされて、出稿オンオフできるようになっていました。

あまりに目立つタイトル周辺の広告表示さえ禁止しておけば、自動広告も案外便利に使える気がします。
昔のように「記事中、〇番目のh2見出しの前に表示」といった感じで、いちいちスクリプトを書く必要もありません。
サイト内のよさげなところに、わりと違和感なく広告を差し込んでくれます。
自動広告を有効化すれば、広告コードを生成して、ウィジェットなどで表示を制御する手間も省けます。
もう更新をやめて放置状態になっているブログなどには、ノーメンテで気楽につかえる自動広告が適していると思います。

自動広告における唯一のデメリットは、広告ユニットごとにパフォーマンスを測定できないことです。
とはいえ売上が低いサイトはそこまで分析する気も起きず、放置サイトはなおさら興味がありません。
自力で広告の設置場所を選ぶより、自動広告に最適化してもらった方がパフォーマンスも上がると信じて、任せておけばいいかと考えています。
Offerwall広告の可能性
自動広告はありだとしても、画面を占有する「アンカー広告」や、アクション時に現れる「全画面広告」は極力使いたくありません。
他人のサイトを見ていても、これらの強烈な広告が出てくると速攻で離脱することがあります。
アドセンスで新たに出現した「オファーウォール広告」(現在はまだベータ版)も全画面広告の一種です。

ただしこちらは、読者に広告を見るかどうかの選択肢を提供することで、広告自体のデメリットを暗に認めており、潔いと感じます。
オファーウォールも強制的に画面にあらわれる点では同じですが、「広告を見ずに離脱してもよい」という判断を、明示的に読者にゆだねています。

アンカー広告や全画面広告も、広告を消す×ボタンは用意されていますが、わりと小さくて押しにくいのが難点です。
オファーウォールであれば「広告を見る」というアクションをユーザに能動的に取らせることができ、コミュニケーションがていねいな気がします。
YouTube化するアドセンス
今後オファーウォールが普及すると、いずれネット広告もYouTubeと同じく視聴前後に動画広告が流れる方式が主流になるかもしれません。
閲覧前にアンケートに回答したり、少額料金を払ってもらうのはかなりハードルが高いとはいえ、数秒広告を見るだけならましな気もします。
もはやテレビコマーシャルを見ない若い世代でも、YouTubeの動画広告には慣れているでしょう。
あるいはnoteのように、WordPressのブログを有料記事化するサービスが流行るかもしれません。
事前にお金を支払うタイプのオファーウォールは、広告というより記事の有料販売です。
自分はまだ使ったことがないですが、JIN:RテーマやJetpackのようなプラグイン、Codocなどの外部サービスを介して、独自サイトのコンテンツを有料化できるようです。
また最近はWordPress本体にも、Stripeと連携した「有料コンテンツブロック」というのが用意されています。
オファーウォールも有料記事化も、直接課金できるハードルは高そうです。
しかし従来の広告収入やクリック率が年々下がっていく状況において、実力次第で確実にマネタイズできるという可能性を感じさせてくれます。
課金購読か広告視聴
かつてマーシャル・マクルーハンは『メディア論』において、テレビやラジオ、書物やマンガを「hot/coolなメディア」と分類していました。
昨今のデジタルコンテンツに対しても、マクルーハンの指摘した「参与性・補完性」と同じく、「検索能動性」といった概念で区分できるように思います。
YouTubeはもっぱら受動的に鑑賞するものですが、ウェブサイトやVRは能動的に検索・探索するコンテンツ、SNSはその中間といった感じです。
テレビや映画など受動的に見せられる動画コンテンツにおいては、強制的に流れるCM・広告への心理的抵抗が少ないと考えられます。
一方で、検索中・読書中などに出てくる動画・全画面広告に強い抵抗を覚えるのは、自身の探索行為が邪魔されると感じるせいかもしれません。
ウェブ上においては雑誌や新聞と同じく、簡単に読み飛ばせるかたちの広告しか読者に受け入れられない気がします。
その点で「選択の自由があり強制感が少ない」オファーウォール広告は、まだ罪が軽いと感じます。
視聴を中断される違和感はあるものの、広告を見るかどうか能動的に選べるだけマシ。
それでも読む価値のある記事だと思えれば、覚悟して広告を見ることも選択できます。
結局のところ、すべてはサイトの価値とコンテンツの魅力次第です。
広告そのものが悪いのではなく、「お金を払ってでも(あるいは広告を受け入れてでも)」見たいと思ってもらえるかどうかにかかっています。
その点で、制御不能な従来型広告や、結果の読めない読者の投げ銭制度に比べて、オファーウォールは「お互いの利害が明確で公平な取引」という感じがします。
「課金購読か事前の広告視聴」というカルチャーが浸透すれば、実力のあるクリエイターが健全な対価を得られて、ウェブメディアの品質も向上するのではないでしょうか。
オファーウォールでも有料記事化でも、マネタイズの選択肢が増えること自体は歓迎したいです。
まとめ
コロナ禍を経てウェブ業界の状況も変わり、グーグルの検閲が強化されたりして、世知辛くなってきたと感じます。
しかしWordPressでなく無料ブログのコミュニティーを選べば、YMYL関連のコンテンツでもまだ読んでもらえる可能性があります。
note以外にアメブロ、はてなブログなどが今でも続いているのは不思議な気がしますが、独自のユーザ文化が維持されているかぎり、この先もWordPressと無料ブログは共存していくのでしょう。
一方、最近のアドセンスは自動広告の精緻化が進んだり、オファーウォール広告を出せたりして微妙にバージョンアップしています。
いずれはnoteのように記事単位で課金できるようなカルチャーが、WordPressにも浸透するのではないでしょうか。
そうなればまた一段とブロガーの淘汰が進むとともに、有料コンテンツの競争が進み、全体的な記事のクオリティーも上がっていくと考えられます。
結果的にウェブライターの勝ち組と負け組、二極化と格差拡大がさらに進み、貧弱なサイトはますます読まれなくなっていくでしょう…
以上、老害アフィリエイターのたわごとでした。